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      SHONAN TAX OFFICE NO.370  
 




 

 
令和2年8月1日
 
COCOA(接触確認アプリ)

 

 再び新型コロナウイルスの感染者が増加し、世界は元より我が国の感染者数は、過去最高を記録しています。

 第二波だという人もいますが、消えて新たな波が現れたというよりも、感染者は継続し、引き波すら感じられずコンスタントに増加しています。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 上記二つの表は、表示単位が違いますので、分かり難いかも知れませんが、日本でも感染症による死亡者数が7月28日に千人を超えました。

   緊急事態宣言の前後で世の中の取り組みにそれ程差が感じられませんので、増加の継続はやむを得ないのかも知れません。通勤の混雑や飲食店の来客数も前に戻りつつあります。

   世界全体での感染者数の増加は、月別でみますと3月、4月は5倍を超えて増加していましたが、感染者の増加率から言えば今は2倍を切っています。死亡者数も6倍を超えて増えていたものが、現在は1.3倍程度になっています。世界的に感染の確認が早くなっているのかも知れません。

   日本の場合も感染者数が7月は急増しました。検査件数の増加によるものかも知れません。

 

我が国の月ごとの検査数(件)と死亡者数(人)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 検査数は、他の国に比べてまだ少ないとはいえ、7月は増加しました。

 

 

8月の税務・総務予定

税務)
 新型コロナウイルス感染症の影響が続き、所得税、法人税や相続税などの申告等ができないときはで延長されます。
 従来の予定を次ぎにあげておきます。
 

*個人住民税2期分の納付 通常月末
*個人事業税1期分の納付 通常月末
*個人消費税の中間申告・納付
(中間申告が年1回必要な前年の確定消費税額が、48万円を超え400万円以下)            31日(月)まで
 振替納税 ・・ 9月28日(月)


(総務他)
*夏期休暇の実施
*クールビズ等節電対応
  5月1日〜9月30日まで      (環境省・令2.4.21)

 

 

 

 これだけのデータでは、はっきりしませんが、検査件数が多くなれば死亡者数は少なくなるのかも知れません。

 

 トランプ大統領のホワイトハウスの記者会見(Trump Covid briefing)では、米国の検査件数は、世界一だそうです。また15分で検査の出来るキットを配布していて(簡易検査のことだと思いますが)、万全だそうです。しかしその割にアメリカの検査は時間が掛かりすぎで、「全くの無駄」だとの指摘もあります(CNN 7/30 ビル・ゲイツ)。

 

 確かに長くても1−2日で結果が出ないようでは、意味がないかも知れません。

 ある人は、ウイルスが体内に入ると3日ぐらいで人に移す様になり、それから数日で発症し、10日ぐらいで結果が出ることになるそうです。検査結果が1週間以上かかるようでは、散々感染を広げたあげくに、最悪の場合、亡くなってから結果が分かることにもなりかねません。

 

 我が国では、どのぐらいで結果がでるのか分かりませんが、感染した有名人の陽性の結果が検査の次の日に分かったというような報道もありますので、意外と早く結果が出ているのかも知れません。

 

 どこの国でも、当初の段階からこのウイルスに立ち向かうためには、検査と追跡(TEST & TRACE)だといわれていました。現在の日本の検査件数は、諸外国に比べ未だに少ないのは明らかです。

 

 次の図は、我が国の日々の検査機関毎の検査件数(厚生労働省のデータ)です。

 

 

最近の検査機関毎の件数

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 見難いでしょうが、民間の検査機関によるものが半数を占めています。データでは、この他に検査能力が出ていますが、保健所などは6割、民間の機関も5割程度になっています。

 

 これ以外に抗体検査などの検査もあり、全体はまだ見えません。

 

 欧米でも、勤務等で交通機関を利用している人や飲食店などで接客を行う人には、全員、検査が行われます。

 

 今月号は、当初"GO TO トラベル"特集を考えていましたが、内容が目まぐるしく変更され今後どうなるか不透明な事業ですので簡単にお知らせします。

 

 "GO TO トラベル"事業は、国内の観光事業がコロナ感染による大きな経済的な損失を被っていることから、それをカバーするために、令和2年4月30日の第一次補正予算で「Go To キャンペーン」として盛り込まれた事業です。この事業は、国土交通省で実施します。7月10日に22日からの前倒しが決定されましたが、首都圏を中心とした感染の拡大を受け7月16日に東京発着の旅行などについては対象外とするなど、やむを得ないとはいえ迷走を続ける結果となりました。

 

 7月17日に観光庁は「東京都在住の方と東京を発着する旅行を対象外にし、高齢者・若者の団体旅行や宴席を伴う旅行については事業者の判断に委ねる」としました。

 

 この事業は、7月22日以降の旅行に適用され、予算がなくなるまで実施されます。

 

 具体的には、国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援することとするもので、支援額のうち、@7割は旅行代金の割引に、A3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。また、1人1泊あたり2万円(日帰りは1万円)を上限としています。

 

 なお、連泊にも適用され利用回数の制限はありません。

 

  大人と子供1人を別個に1/2して計算しますと、2万円(<5万円×1/2)+5千円が上限になります。しかし、あくまで1旅行予約単位で算出します。そのため、6万円×1/2=3万円となり、これは支援上限額の4万円(2人×1泊2万円)以下ですので、3万円が支援額となります

 

 なお、チェックイン時に本人確認と検温が義務化されるほか、三密対策の徹底などが求められていますが、今までとそれ程変わったところがないことから、必然的に感染拡大の傾向は増加します。感染拡大が続けば途中で止めざるを得なくなるかも知れません。

 欧米でも、今年後半の雇用を確保するため、徐々に自由な移動を図っていますが、全てがうまくいっている訳ではありません。英国では、国境の封鎖が縮少されバケーション本番になりましたが、旅行中に急に方針転換され、帰ってきたら2週間の自主隔離が求められるなど混乱しています。

 

 そうならないようにするために"GO TO トラベル"事業では、出発前、旅行中、帰宅後について、明確に決めておかないと、感染が増えました、止めますというようになりかねません。検査の拡大のため、出発前に簡易検査が漏れなく付いてくるとなれば、それはそれで人気が出るかも知れません。

 

 最後に新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA・COVID-19 Contact Confirming Application)についてお話ししておきます。スマートフォンを利用して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触したときに、通知が来るようです。↓

 
 
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梅雨明け
 

 ↓COCOAは、スマートホンや何時も持ち歩いているタブレットに、このソフトを入れて使います。もちろん無料で、時間も掛かりません。多くの国ではかなり前から導入しています。遅ればせながらというところでしょうか。もちろんトラブルもあるようですが、使わなければどうにもなりませんので、是非利用して下さい。陽性の人と接触したら連絡があります。そうなれば他の人に移すことを少なくすることができるかも知れませんます。7月末のダウンロード数は1千万件で、陽性登録件数は92件です。まだ少ないですが、これからです。

 

 今年は、正直なところ、新型コロナウイルスの影響で、梅雨どころではありませんでしたが、関東甲信地域での梅雨明けが8月1日に発表されました。

 

梅雨入・梅雨明・日数

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 この表では、沖縄地方は、短い梅雨でしたが、他は、昨年、平年に比べて長い梅雨になりました。関東地方では、昨年より4日長く、平年とは、8日も長い梅雨になりました。

 

一方で、関東では7月までは涼しい日が多く、天気は悪いのですが過ごしやすい日が続きました。

 

 また、今年は7月までの台風の発生件数は少なくなっています。例年の台風の発生件数は、最終的には辻褄を合わせてきますので。これからが本番だと物騒なことを言う人もいますが、暴風雨を伴う台風の発生は少ないに越したことはありません。

 

台風の発生数

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

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編集後記

 真夏の太陽の下、海開きもなく寂しい湘南海岸です。夏休みある方はウイルスに気を付けてお出掛け下さい。

     編集発行 株式会社プランニングファイブ